こんにちは!けい(@writtenbykei)です
わたしを韓国のアイドル界の沼に引っ張った友人がいるのですが、その子が韓国留学をすることになり、久しぶりにご飯に行ってきました。
よく「留学したらどのくらい(期間)で話せる?」と聞かれるのですが、ずばり、人によります。そりゃそうですよねーって感じですが、本当に人によります。(笑)
語学堂3級レベル(初級よりの中級)だけどネイティブ並みの韓国語を話す子もいるし、一年経っても文法を並べただけの韓国語を話す子もいます。
’話せる’の基準が人によっても違うので難しい質問でもあるのですが、やっぱり語学ってセンスの部分もあると思っているので、語学的センスがない人は習得が遅かったりします。
その次によく聞かれる質問が「どのくらいで話せるようになったの?」なのですが、「留学して4・5年経って、日本人だと言わなければバレない程度になってきた」です。
けっこうかかってますよね。
韓国語の勉強法を書いた記事でも言っていますが、留学した最初の頃は日本人的韓国語しか話せなくて、語学堂のテストでもマラギ(会話)の点数が一番悪かったり、マラギのせいで留学中もストレスを感じていました。
とにかく私自身かなり苦労したのですが、自分なりに考えて努力することによって少しずつ話せるようになってきたので、今回は韓国語が話せるようになるために実際にわたしがした3つのポイントをご紹介しようと思います。
Contents
1.耳を鍛える
まずひとつ目に、耳を鍛えることです。
『上手く話せる人』って、そもそも『上手く聞き取れる人』が多くて、例えばイントネーションや細かい発音、その人の声の特徴などにも注目して聞き取れる人はマラギ(スピーキング)が上手な人が多いです。
モノマネが得意な芸人さんや歌手の方で英語がペラペラな人がいると思うんですが、結局みなさん耳が良かったりするんですよね。
字幕なしでドラマを見る
字幕なしでドラマを見続けると、’耳’が鍛えられます。
もっと具体的に言うと
ドラマを見て、登場人物が言ったセリフや言い回し、音などを覚えようとして聞く
ことが大切です。
字幕ありでドラマを見てもいいのですが、耳だけに集中させたいので、よけいなもの(字幕)が目に入らないほうが集中できます。
2回に分けて見てもいいです。(1回目は字幕あり、2回目は字幕なし。)そうすることで、なんとなく言っていることを覚えていたりするので、内容を理解しつつ、勉強を続けられます。
実際にわたしは留学中(=字幕なし)に韓国ドラマを見まくって伸びました。
留学中にリアタイで見ているものなので日本語字幕は付いておらず、100%意味がわかるわけではないのですが、耳に集中して見ることで『音』を覚えていきました。
初級で同じクラスの子たちは何を言っているのかわからない=ドラマを見ても面白くないので、留学中はテレビを見ないという子も多かったのですが、わたしは何を言っているのかわからないけど、とりあえず見るタイプだったので、結果的に一番マラギが伸びたと思います。
残念ながら字幕オフにできない動画配信サービスが多いので、そういうときは画面の字幕が見えないように物で隠したり、スマホならマスキングテープを貼るなど、簡単にできる工夫をしてトライしてみてください。
真剣に音楽をやってきた人はグッと伸びやすい
中学3年だけ吹奏楽部だった、趣味でギターを弾く程度…だと、伸びやすいかどうか微妙なラインですが、具体的に音楽の勉強をしたとか、絶対音感はなくても相対音感があるとか、歌が得意とか、そういう人は遅かれ早かれスピーキングがグッと伸びます。
『音』を覚えてしまえばあとは口に出すだけなので、こういう人は『音』を覚えてからが早いのです。音楽…とくに管楽器をやっていると耳で聞いた音を楽器で出すことができるので、耳で聞いた外国語を声に出すという作業が普通の人よりもスムーズ(習得が早い)だったりします。
どうしても音痴だったり音楽的に耳が弱いと伸びにくいのは事実。ただ、音痴は練習すれば治るし、耳に集中して喋り方や音を聞き続ける(=字幕なしでドラマを見る)ことで、良くなっていくと思います。
2.声に出す
わたしもそうだったんですが、どうしても会話が苦手な人って’(韓国語を)話すこと自体が恥ずかしい’みたいな部分がある方が多いと思うんです。母語である日本語はなんとも感じないんですが、韓国語を話してる自分に慣れないというか、日本人であることを捨てきれないというか。(笑)
わたし自身どうやって克服したかと言うと、ひたすら独り言を言い続けました。(笑)
韓国語で独り言を言う
最初は簡単な独り言でいいんです。家に帰ってきて「숙제 해야겠다(宿題しなきゃ)」とか「오늘 뭐 먹지?(今日何食べよっかな?)」とか。ドラマで主人公が言いそうなセリフをそのまま言えばいいんです。
トイレやお風呂など一人になる時間を使って口に出すようにすると良いと思います。
大事なことは『自分が韓国語を話している声に慣れる』ことと、『今この場面で思っていることを韓国語にしてみる』ことです。
音読も効果的
韓国語の勉強を始めたばかりの方で独り言を言うのが難しい方は音読をするのもおすすめです。
わたしはトイレの壁に韓国語の会話文が書かれた紙を貼って、トイレに行ったら読むようにしていました。ポイントは会話文で登場人物になりきって読むこと。
韓国で英会話に通っていたときにもらったプリントを貼っている
本来の使い方は韓国語が書かれた文を見て瞬時に英語に訳すというものなのですが、韓国語の教科書に載っているような文章ではなく、韓国人の英語教師が作った文なので自然で面白い。
たまに読んだ文章を録音をしたりして、いかにスラスラ読めているか、韓国人っぽく読めているかなど自分で自己採点をするのも良いと思います。
韓国人の友人がいたり、韓国人の恋人がいる方は文章を読んでもらい、録音させてもらうとネイティブの発音をいつでも聞くことができます。それを何度か聞いてまた読んでー…を繰り返し練習すると耳も口も鍛えられるのでおすすめです。
『ドラマを聞いて、独り言を言う』と音読も上手になるのでおすすめです。
ひたすら字幕なしで見続けると、ドラマを完走した頃にはかなり耳が鍛えられているはずです。
3.いざ実践!韓国人と話す機会を増やす
ここまで 1.耳を鍛えて 2.独り言で練習して 3.いざ実践編!という感じなのですが、留学生(日本で独学されている方もそうですが)って実践する場も少ないですよね。学校と言っても他にも生徒はいるので話し放題ではないし、時間も限られているし…。
言語交換・言語交流の場に行く
となると、みなさんよく行くのは言語交換・言語交流会なのですが、個人的に一概にはおすすめはしません。実際にわたしも行ってみたら出会い目的の日韓交流会だったとか当たり外れが凄かった経験があるので。(もちろんそういうのが好きなら行ってもいいと思いますが。)
ただ、本気で話したい・本気で勉強したいと思っている人たちが集まっているところに行くのは効果的です。
例えば大学生や若者が主催している言語交流会ではなく、少し年齢が上の人たちが集まっている言語交換の場に行くとか、日本語と韓国語で話す時間がきっちり決まっているところに行くとか。
わたしの場合、仲良くしてくれたオンニたちが行っていた言語交換カフェがあったので毎週連れて行ってもらっていたんですが、そこは年齢層が上の人が多く、かなり真面目な言語交流会だったと思います。(笑)
今はなくなってしまいましたが、留学生って想像以上に韓国人と話す場がないのでとてもありがたかったのを覚えています。
通っている語学堂にトウミ制度があるなら利用しよう
あとは語学堂に通っている方でトウミ制度(チューター制度)があるところは利用するのも手。
トウミ制度について詳しくはこちらの記事に書いているのですが、韓国人大学生と外国人留学生が交流する制度になります。韓国人大学生がしっかりと留学生活をサポートしてくれる学校もありますが、ただの交流程度の学校もあります。
良い点・微妙な点はあるものの、とにかく話し相手がいるという点ではありがたい制度だと思うので、もし通っている語学堂にトウミ制度があるのであれば一度申し込んでみてもいいかもしれません。
韓国語教室・オンラインレッスンを受けよう
韓国留学前の方は韓国語教室に行くのもありですし、韓国留学中の方はオンラインや対面で学校とは別にレッスンを受けるのもありです。
韓国語のオンラインレッスン
ストアカ〈韓国語オンラインレッスン〉:個人が教えてくれるものでとにかく安い。レッスンは30分程度のものが多く、短い時間でコスパよく会話ができる
できる韓国語オンライン:韓国語のメジャーテキスト『できる韓国語』を使ったレッスン。韓国語教育のプロが自分のレベルに合わせて教えてくれる
留学を見据えて通っていたので先生もスパルタで。(笑)
初級なのにオール韓国語で授業していました。(笑)おかげでマラギ(会話)だけじゃなく듣기(聞き取り)もめっちゃ伸びた。
韓国語教室・対面レッスン
大阪/梅田【開成アカデミー韓国語学校】:グループレッスンだと月額5500円で4回受けられる。有料で体験入学もできるので雰囲気や授業の進め方などを知りたい方も安心
全国17校【韓国語スクール K Village Tokyo】:1レッスン550円(税込)~と他教室よりも授業料が安い。全国に17校あるのでお住まいの地域にもあるかも
番外編:韓国人の彼氏(彼女)をつくる
これはわたしが実際にしていないので番外編とさせて頂いたのですが、周りの友だちを見ていて韓国人の彼氏や彼女がいる子はマラギ(会話)が上手な子が多かったです。
当たり前といえば当たり前なのですが、自然な韓国語をたくさん聞けるし、会話しなければいけないので伸びに繋がるのかなと思います。韓国語が伸びる最高の環境ですよね。(相手が日本語を話せないと尚よし。)
と、わかっていてもわたしは連絡がマメなのが苦手だし、韓国人の友だちからも「韓国人と付き合うの向いてないと思うよ。(笑)」と言われているので早々に諦めましたが。
ということで、わたしがマラギ(会話)を克服した方法でした。
わたしの場合は言語は耳から入っていくタイプなので以上の方法で克服しましたが、人それぞれ効率よく習得できる方法が違うと思うので、自分に合った克服方法を根気よく探してみてください。
留学生の方は特に、「留学してこんなに勉強しているのになんで話せないんだろう?」と焦ってしまうこともあると思いますが、今勉強していることは無駄にはならないのであまりストレスを溜めすぎないほうがいいと思います。
TOPIKもマラギ(スピーキング)が導入される日も近いですしね…!頑張りましょうねっ…。(白目)
では!また次の記事でお会いしましょう。