こんにちは!けい(@writtenbykei)です
海外の大学を受験するにあたって必要な証明書類である、アポスティーユを取りに行ってきました。
海外の大学を受験するためには高校の成績証明書や卒業証明書が必要なのですが、その書類に対して外務省がニセモノジャナイヨと判を与える感じです。
最初この制度が理解できなくて、「高校から発行された書類だから公的なものに決まってんじゃん???」と思っていたのですが、さらに国からの承認も必要ということなんですねえ。
わたしはそのアポスティーユを自力で取ってきたわけですが、アポスティーユを取るには労力と体力と金が必要なので、ちょっとお金が掛かっても楽をしたい!面倒臭いのムリ!という方はプロに任せるのもおすすめです。アポスティーユ代行サービスというのもあったりします。
わたしの場合は少しでも受験費用を節約したい、今すぐに欲しいと思ったので自力で取得することにしましたが、まあ控えめに言って大変でした。(笑)慣れないことが苦手なので、体力的にというか精神的にもものすごく疲れた。
せっかくなのでアポスティーユを取得するまでのざっくりとした流れを記録に残しておきたいと思います。
Contents
受験大学の提出資料を確認
まずは受験する大学の提出資料を確認しましょう。
全ての書類にアポスティーユが必要なわけではなく、受験する大学や新入か編入かなどによってアポスティーユが必要な書類が変わってきます。
たとえば、わたしの受験する大学だと成績証明書にはアポスティーユが必要だけど戸籍謄本には必要なし、とか。
私文書か公文書か
アポスティーユをもらう書類が公文書か私文書かによって取得する過程が変わってきます。
公文書にアポスティーユを付けるのならば、東京にある外務省の本省もしくは大阪にある大阪分室に行くのですが、私文書の場合は外務省に行く前に公証役場と法務局に行く必要があります。
私文書とは
私文書とは私立学校などから発行された書類のこと。
例えば私立高校や私立大学から発行された卒業証明書や成績証明書、法人が設立した専門学校から発行された卒業証明書や成績証明書などです。
公文書
公文書とは公立学校や役場などから発行された書類のこと。
例えば公立高校や国公立大学から発行された卒業証明書や成績証明書、役場でもらった戸籍謄本などです。
ただし例外がありまして、公文書に自分が翻訳したものを付けると私文書扱いになります。
具体的に言いますと、韓国の大学に提出する書類は英語または韓国語に翻訳したものを提出しなければいけないことがほとんどなので、翻訳されていないものは自分で翻訳を付けないといけません。
例えば戸籍謄本。提出書類に含まれている大学が多いのですが、残念ながら戸籍謄本を英文を発行してくれる役場はほとんどないので、自分で英語または韓国語に翻訳することになります。この場合、公文書扱いではなく私文書扱いになるというわけです。
ただ、高校の卒業証明書や成績証明書は英文でもらえる場合も多いので、その場合は公文書扱いのままです。
ちょっとややこしいのですが、不安な場合は外務省に電話すると教えてくれるので確認するのがいいと思います。確認は大事!
アポスティーユの申請方法
ざっとアポスティーユについてわかってきたところで、今度はアポスティーユを取得するまでの流れを書いていきたいと思います。
私文書にアポスティーユを付けるまでの流れ
私文書の場合は公証役場→公証人の所属する法務局→外務省の順に行かなければなりません。
公証役場は本人または委託人が出向く必要がありますが、法務局と外務省は郵送でもOK。都道府県によっては公証役場で公証人押印証明を取得できる(=公証人の所属する法務局に行かなくても良い)ので、一度外務省のHPをチェックしてみてください。
ワンストップサービスというものもある
また、東京・神奈川・大阪の公証役場ではアポスティーユまで一気に取得できるワンストップサービスというものもあります。(ノンストップじゃないよ!)
本来ならば3箇所(公証役場→法務局→外務省)行かなければならないところ、東京・神奈川・大阪の公証役場に限り、アポスティーユまで一度に取得できるもの。また申請した日にその場で受け取り可能。
東京・神奈川・大阪もしくはその付近にお住いの方はワンストップサービスを利用するのが一番ラク&早いのでおすすめします。
2021年追記:なんと!ワンストップサービスに愛知・静岡も追加されたとのことです!(詳しくは外務省のHPをチェック)
公証役場ワンストップサービスに必要なものは
- アポスティーユを付けたい私文書
- 印鑑
- 誓約書
- ワンストップサービス料金
の4点。
ちなみに2018年当時の料金は認証一枚につき5500円、英訳もつけるなら+6000円必要でした。2021年現在は消費税も上がっているので不明です。詳しくは公証役場に問い合わせてみてくださいね。
公文書にアポスティーユを付けるまでの流れ
公文書の場合は東京にある外務省の本省、もしくは大阪にある大阪分室へ行く必要があります。
郵送での申請も可能なのですが、外務省HPによると受け取るまでに約10日から2週間かかるそうなので、余裕を持った申請が必要です。
ちなみに直接申請しに行っても受け取れるのは翌日。わたしは事前に返信用封筒を準備しておき、郵送で送ってもらいました。
申請に必要なものは
- アポスティーユを付けたい公文書
- アポスティーユ申請書(外務省のHPからダウンロード可能、または窓口にもあり)
- 身分証明書
の3点。
2021年追記:現在、新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、郵送での申請をお願いしているそうです
番外編:実際にアポスティーユを直接取りに行ってきた話
さて、ここからは番外編!実際にアポスティーユを取りに大阪まで行ってきたお話です。
わたしは公文書と私文書に1枚ずつにアポスティーユが必要だったので
公文書→外務省・大阪分室
私文書→大阪府にある公証役場(のワンストップサービスを利用)
この2箇所に行かなければなりません。
私文書は「大阪府の公証役場ならどこでもいいですよー」とのことだったので、なるべく効率よくまわるために大阪上本町駅の近くにある公証役場さんにお願いしました。
ルートとしては大阪上本町(公証役場)→歩いて地下鉄四谷九丁目駅から乗る→地下鉄四谷四丁目(外務省)です。
わたしは大阪府民ではないので詳しくはわかりませんが、公証役場から外務省まであまりにスムーズに着いたため歩いて行けたんじゃ…?と思いましたがどうなんでしょう。
公証役場はオモッキョ…?
人生初の公証役場に緊張をしていたわたし。あまりの厳粛な雰囲気に「ここはオモッキョ(入国管理所)かな?」と思うほど。いや…オモッキョのがマシだな(笑)
必要なものは先ほど書いていた4点なのですが、なんでかわからないですが誓約書を作って持っていかず。紙とペンをお借りし、手書きの誓約書を書きました。(笑)
受け取ってから知ったのですが、一冊の本みたいになるので、表紙に自分の手書きの誓約書がどーんときます。
手書きでも悪くはないのですが(しかもこんな具合に書いてくださいと教えてもらえる)事前にパソコンで作って行ったほうが見栄えが良い。今から行く方は事前に作っていくことをおすすめします。
それから公証人の前でサインと印鑑を押して、料金を支払い、少し待ってアポスティーユを受け取りました。
想像していたよりもガチで(言い方)なんかすごい重々しい書類でした。お値段掛かっているだけあるぅ。心残りとしては手書きの誓約書が安っぽいだけです。(泣)
外務省はスムーズに終わった
それから外務省に行ってきました。
12:15~13:15はお昼休みとのことだったのですが、とりあえず13時前に行ってみることに。
入ってまずは受付。「アポスティーユを取りたいです」と言うと紙を渡されて、来た理由や電話番号を書くと入館カードを渡されます。スーツを着た人たちがピッてして入っていくやつに憧れていたので少しテンションが上がりました。(笑)
13:15になるとみなさん勢いよくピッとして入っていきます。アポスティーユ申請のフロアまでエレベーターで上がり、順番に受付をします。
こちらの準備は万端だったのもあり、かなりスムーズに終わりました。5分掛かったかな?くらいです。(数日後に郵送で公文書が送られてきました!)
と、こんな感じで実際にアポスティーユを取ってきましたが、なかなかハードでした。
書類を集めるだけでも大変なのに、アポスティーユやら公証印やら取りに行かないといけないのでメンタルがやられましたね…。韓国の大学受験、お金も時間も掛かるのでみなさん頑張ってください。
結局わたしがどうしたかって…?
では!また次の記事でお会いしましょう。