こんにちは!けい(@writtenbykei)です
今回は初めてブログに書く韓国の本について。
最近日本で韓国エッセイが流行りなのか、本屋さんに行っても「ん???なんか知ってる」と思う本がちらほらあって、よく見てみると「あ、これ韓国で見たことあるぞ。日本語訳出たんだー」ということが多くなってきました。
昔から本を読むことは嫌いじゃないので、漫画やファッション誌、小説や自己啓発本など基本的になんでも読むんですが、留学してからは勉強がてら韓国の本を読むことも増えてきて、
最近では韓国でベストセラーになった’나는 나로 살기로 했다(私は私のままで生きることにした)’を読んだので、個人的に心にグッとささった言葉を少しご紹介しようと思います(^ω^)
Contents
私は私のままで生きることにした(나는 나로 살기로 했다)
可愛い絵とは裏腹に鋭いことが書いてあったり、難しい内容を現代人にも理解しやすいように若者言葉を使って書かれていたり、まさに若者向けのエッセイ。
特に人間関係で悩んでいたり、人生を頑張りすぎている方にはグサッと刺さるのかなと。
読んでいて思ったのですが、言っていることが日本でもベストセラーになった”嫌われる勇気”に似ているところがあり、改めてわたしたちって周囲の視線やレールから外れないように生きがちなんだなと。
”嫌われる勇気”を読んでからはこういうエッセイや自己啓発本を読んでもなにも響かなくなったので(←)ミステリー系しか読んでなかったのですが、この本は久しぶりに響きました。
ただ韓国語学習者として、少し難しい言葉や単語が多いので読むのに時間が掛かること、たまに略語なんかもあって難しいこと。それも勉強なのですが。小説なんかは比較的読みやすいんですけどね、こういうエッセイや詩はいつになっても難しいですね( ˙-˙ )
でも読むとまたひとつ成長するというか、すごく大切なことがたくさん書いてあるので最後まで読んでみる価値はあるかなと思います。
人生で通り過ぎる人たちに傷つかないこと
”辞めたら終わりの会社の上司に
たまたま出会った親戚に
笑いながらイラつかせるクソ野郎に
(中略)
人生でなんでもない存在たちにこれ以上感情を消費しないでおこう。”
나는 나로 살기로 했다(私は私のままで生きることにした)より 意訳
どれだけ嫌いでどれだけ憎らしくても、結局わたしの人生で通り過ぎるひとたちなんだからその人たちのために怒ったり泣いたりするのはやめようと。
まさにその通りだなと。
わたしはけっこう誰に対してもヘラヘラしてしまう性格で、相手の顔色を伺ってニコニコすることが多かったのですが、今思えばすごく感情の消費だったなあと。
なんであんなに好きじゃない人たちにニコニコしていたんだろうと今では思いますが、当時はとにかく嫌われちゃダメだ、、!みたいなことを思っていたんだと思います。
結局わたしの人生で通り過ぎるひとたちなのに。
ちなみに本の最初の方に書いてあるんですが、それなりにインパクトの強い言葉ばかりで衝撃を受けました。(笑)えっこんな言葉エッセイに書いてもいいんだって。(笑)
自分が輝ける場所で生きていくこと
”私が思う才能とは、とあることを他の人よりも[簡単に]できることだ。
(中略)
ある人には資料を整理することが才能で
ある人には知らない人とも楽しく話せることが才能で
ある人には見て真似るのが上手なのが才能で
ある人には他人の話をよく聞いてあげられるのが才能で
こんな才能は絵を描くことや歌を歌うことみたいに簡単に目に見えない。”
나는 나로 살기로 했다(私は私のままで生きることにした)より 意訳
あなたの好きなことは何か、あなたが他の人より簡単にできることは何か、簡単ではないし時間はかかると思うけど探してみよう、と筆者は言っています。
昔テレビで林先生も言っていたような。
こんな風に若者たちへのメッセージが多く書かれているので、就活中悩んだり人間関係に疲れたときに読んでみると心が軽くなるのかなと。
お互いに最小限の礼儀を見せること
”他人の私生活に好奇心をしまっておくこと、それは私の生き方を守る前提でもあり
わたしたちが人間としてお互いに見せることのできる最小限の礼儀だろう。”
나는 나로 살기로 했다(私は私のままで生きることにした)より 意訳
わたしの周りでもよくいるのですが、なんでもかんでも私生活を聞いてくる人。
「もう韓国から帰ってきた?」「仕事は?」「彼氏は?」「どうやって生活してるの?」話したところで「へぇーそうなんだ」「がんばってね」と、ロクな返事もできないくせに聞いてくる人。
相手になにかあったときに心配しないのではなくて、なにもないのに好奇心で聞いてくる人。
だいたいこういう人って’知り合い’に多くてわたしの’友だち’にはいないのですが、会うたびにこういう質問をしてくる人とは友だちにはなれないなーと思います。
幸いなことに、わたしの友だちは最小限の礼儀ができる子が多くて、自分もそうですが相手が話したくない情報は聞かないし、相手が話したいなら聞くことが多いです。
今はSNSが発達しているので友だちの情報を知ろうと思えば簡単に知ることができますが、個人的にたくさん知っていいことはあまりないと思っています。お互いのことをたくさん知っているからといって良い友だちというわけではないですしねー(^ω^)
すべての人に理解されようと努力しないこと
”自分のやり方と違うという理由でわたしを間違ってる人に作り上げる視線と判断。
自分についてもよく知らないくせに他人に対しては心理学者で、プロファイラーで、中立的批評家と化けて簡単に評価をする。
(中略)
わたしたちは偏狭な人たちに理解されようと生きているのではなく、
あなたの人生はあなたのものである。”
나는 나로 살기로 했다(私は私のままで生きることにした)より 意訳
どうでもいい情報を根掘り葉掘り聞きたがる人って、その情報を聞いて「わたしのがマシだな」と思いたい人が多いように感じます。今でいうマウントをとるじゃないですが、自分の人生を一生懸命生きれていない人ほど他人の視線が気になったりする人が多いのかなと。
わたしも昔は日本のレールから外れるのが怖くてそういう時期があったなあ。
今はやりたいようにやってますが、なにか?くらいの気持ちで生きています。(笑)わたしの人生わたしのもの、です。
나는 나로 살기로 했다(私は私のままで生きることにした)2019年2月末に日本で発売!
と、読んで心に刺さったほんの一部だけご紹介しましたが、
今回ご紹介した’나는 나로 살기로 했다(私は私のままで生きることにした)’が、今月末に日本語版が発売ということで!(買ったものの途中放棄していたので急いで読んだというのは秘密。笑)
ツイッターを見てびっくりしました。
当会が仲介を務めた『私は私のままで生きることにした』(キム・スヒョン著 吉川南訳 ワニブックス)、早いところでは21日から店頭に並ぶようです。「平凡だけど美しい、ごく普通の『私たち』のため」の本、人生に悩むすべての人たちへ。春らしい表紙が目を引きますね。 pic.twitter.com/18B6TVcL3x
— K-BOOK振興会 (@KBOOKshinkoukai) February 19, 2019
まだ発売されていないですが、日本でもベストセラーになりそうな予感がプンプンします。さっきも言ったけど就活生にもぜひ読んでほしい。
ということで!
人生においてどうでもいい人たちからの言葉に傷つかず、他人の人生には干渉せず、自分の人生がもっと充実しますように。
また次の記事でお会いしましょう!